AKB48 シングル選抜選挙改革試案 という思考実験

思考実験と言う仰々しいタイトルですが。まあ実態はニコニコ動画的な「AKB48 シングル選抜選挙改革試案考えてみた」なきもしますが。

実際に32rdシングル選抜選挙では、ルール改定が行われ、主に被選挙権の拡大が行われました。現役メンバー全員参加から、立候補制に移行。被選挙権を持つものは、国内直系姉妹グループの2013年3月31日時点の正規メンバーおよび研究生に加え、過去AKB48に在籍し、海外に移籍したもの。過去、AKB48に4年以上在籍したものとなるわけですが。

選挙制度的には「全国一区の大選挙区制」であるのには変わらず。であります。これは事実上メンバー個人の人気投票であるので当然なのですが、主に地方グループのファンの間では、「劇場から何人当選させるか」という話題も出るようです(ウォッチしている範囲では、ですが)

この辺については「なのは完売」ほどではないですが情報戦が繰り広げられており、当確者のファンに対して、同じ劇場の他のメンバーへの投票を呼びかける者、当確ラインより下のメンバーのファンに対して、一本化調整を呼びかける者など、まるで国政選挙のような様相なわけですね。

で、人気投票という観点では、単純に当確が分からないので、採用されることはないと思いますが、選挙の形式自体を「全国一区の大選挙区制」ではなくて「完全非拘束名簿比例代表制」にしたらどうなんだろうねえと。ちょっと思って見ました。

ここでは以下のような制度を想定しています。

  • 被選挙権保有者は国内姉妹グループ在籍者(正規メンバー、研究生)および現在活動中で、姉妹グループを含めた全グループに在籍中に海外グループに移籍した者。現在、海外移籍者はAKB48からしか出ていませんが、今後姉妹グループからの移籍も論理上あり得ることからもう少し範囲を広く取りました。また、現在はいませんが、国内グループから脱退、もしくは卒業した者が、海外グループのオーディションを受け、合格した場合は海外グループ出身として扱うものです。
  • 選挙権保有者は、各グループのファンクラブ(mobile会員等)については会員権利ひとつにつき一票。運営が指定するCDおよびダウンロード権の指定する組み合わせについて運営の指定する票数。おおむね現状通り。将来的にはダウンロード販売件数の方がランキング上重要となることも考えられるので、ダウンロード販売分も指定できるようにした。「指定する組み合わせ」というのは指定の数曲購入に権利を付与するケースを想定。「運営の指定する票数」としたのはたとえばダウンロード一票、CD二票のような重み付けをすることを想定。
  • 議席配分方法は以下の通り。
    • 投票対象はメンバー個人もしくは劇場(AKB/SKE/NMB/HKT等)
    • メンバーへの投票は圏外のメンバーへの投票数も含めて所属する劇場の票としても扱われると同時に獲得票数の多い者が名簿順位が上位であるとして扱われる。兼任者は採用劇場主に活動する劇場、移籍者は移籍後の劇場の票とする。
    • 選抜、アンダー、ネクスト、フューチャー各階級の合計64議席を各劇場の獲得票数の比率にしたがって配分。
    • 配分した議席を名簿上位者から割り振って当選者を確定する。兼任者は採用劇場主に活動する劇場、移籍者は移籍後の劇場の議席から割り振る。
    • 確定した当選者を獲得投票順並べ、上位者から各階級に割り振る。

    国政選挙との最大の違いは、「議席に階級がある」ことで、階級毎に比例配分の方が人材発掘、地方グループ振興という意味ではいいのかもしれないけれど、さすがにそれは複雑すぎるかなと。

意図した点は、各劇場の誰かに当選して欲しいけど、自分は特定の推しがいない人が投票できるようにすることと、従来死票となっていた圏外メンバーへの票が劇場票としても評価されることで「安心して自分の応援しているメンバーに投票できるようにする」ことなのですが。最大のデメリットは「誰が当選したか直感的に分からない」ことで。たとえば劇場票が多い劇場の方が当確ラインが下がるので、あるメンバーよりも獲得票数は多いのに劇場票が少ない為に当選できない事態も考えられますね。あ、あと兼任者の扱いをどうするかという問題もあります。たとえば「NMBのゆいちゃんがすきやねん」的な思いをどうするかとした時に、各劇場で案分するのも考えたんですが、そうするとどう案分するのかが問題になるわけで、単純に同率で振り分けでいいのかというとそこも疑問ではあります。

さて、この制度だとどうなるかをシミュレーションしようとすると、圏外メンバーも含めて全員の票数と、特定の推しがいないけど投票したい人の票のデータが無いといけないのですが、今それは無いので。はなはだ中途半端と分かりつつ、去年の総選挙における当選メンバーの票数をつかって、劇場単位の配分について試算をしてみたいと思います。

2012年の圏内データを利用し、それが全投票数であると見なして計算します。HKTへの票がそのままだと少なすぎて計算しにくいので、HKTへの移籍者のみHKTとして集計しました。

獲得票数比率案分現制度での換算議席数
(移籍補正したもの)
AKB95980375.5%4843
SKE16944013.3%913
NMB626934.8%35
HKT801146.3%43

参考値なので、本当にこの方式でやったら全然違う結果になるとは思いますが……。こんなんになりました。皆さんの予想イメージと比べてどうでしたか? 集計してみて気がついたんですけれど、NMBメンバーの総獲得票数よりも、指原莉乃の個人獲得数の方が多いんですよね。さっしーは圏内票合計の5.3%です。一位の大島優子だけでも8.6%で5人相当なんですよね……。よく言われる「比例代表制では人気者を立候補させることで本来なら当選ラインにいない人を引き上げられる」というのが実感できますね。国政選挙だと一人一票ですからここまで極端にはならないんですけどね。

さて、NMBのファンはそんだけしかいないのか。HKTのファンは指原以外には一人にも満たない人数しかいないのかって言うとていうと、決してそんなことは無い様に思うんですよね。今調べても投票総数が分からないのでどれぐらい死票があったのか分からないですけれども、体感としてやっぱり大量の死票があるきはちます。AKBの選抜選挙だと言うことを考慮してもね。ただ残念ながらその死票が順位に影響するかって言うと極端に死票が多い劇場があったとしても1,2議席ぐらいなのかな、と言う気もします。可能性があるとしたらSKEなんだろうなあ、きっと。

さて。今年の選抜総選挙も発表になりました。今年はHKTがデビュー直後で話題性があったり、NMBのメンバーもいろいろ知れ渡ってますし、SKEも単独紅白出場を果たしたり、AKBもチームシャッフルがあったり、中堅から若手に向けてメディア露出が増えたり、上位者でいろいろスキャンダルがあったり、卒業するメンバーも出てきたりと、順位も動きそうな気がします。なので同じような試算をした時にも、計算の前提になっている比率が変わっている気はしますね。

今年はどう言う結果になるんでしょうかね。といいつつ、佐倉には実は選挙権がないのであれですが:-P

※2013/6/8 補足。誤って「採用劇場」としていたところを、「主に活動する劇場、移籍者は移籍後の劇場」とより正確な記述に変更しました。

※2013/6/8 補足その2。結局選挙権が発生しました:-) 祭りは参加しないとね! ちなみに多田愛佳(HKT48)推しです(この文は6/8 9:16に書いています)

カテゴリーLOG

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です