以下ネタバレです
ゾディアックCEO、執務室にて後頭部を銃で撃たれて死亡。
って、おい。
なんかものすごくなるか超打ち切り感で終わるかって言ったら後者だよなあこれは。だってあと2話ですよ。っていうか既にダイジェスト感が半端ないし。
結局これだけ盛り上げておいて智恵理に説得させずに、何らかの和解もさせずに終わらせるなんてひどい。
ああ、なんかこう、作家としてもやもやするのと、キャラクターのファンとしてもやもやするのと。
ただなんか流れが強引ではあるけど、智恵理父が凪沙父に何かを伝えていた可能性は。というかもやもやせずに終わる気がしないけど。
……HaKaTa百貨店みてちょっと落ち着いたので。
安永は基本的に智恵理父のバトラー(執事)と思われるのだけど。智恵理はあくまでも智恵理から見えている部分だけで彼を頼っているわけで。というかこの作品において「必ず」とか「どんな事があっても」っていうのはろくな結果を生まないな……。
物語として、基本的には「悪人」は「報い」を受けないといけないわけで、その意味でたとえば発狂するとかそういう「報い」よりも「死」の方が優しい気はする。あと、これで智恵理を縛り付ける鎖は本当に「彼女がゾディアックのCEOの娘だった」ことだけになる、とは言える。けど。
一大決心して、父と対峙する決意をして、確かに歌で堂々渡り合ったのかもしれないけど、結局きちんと顔を見る事もなく、認めて貰う事もままならず。やっぱり作劇としても寸足らずというか、もうちょっと何とかならなかったのかとは思うけど。でも現状残された尺と広げた風呂敷の大きさからすると、たたまないで飛ばすがごときこの流れしかなかったのかなあとも思うわけで。
それから。凪沙を連れてくる意味あったのかなあ、お話しとして。いや、事情を知らない子を隣に置いて語らせないといけないのは分かるし、それならたぶん凪沙なんだけど。うーん、うーん。なんだか本来の構成案だといろいろあったのだけど全部省略(≒物語の構成的には打ち切り)なのかなあって。せめてこの体験が凪沙にとって何らかの糧になりますように。
智恵理の歌声って、微妙に初代まゆゆと違うのだなあと思って感心した。
智恵理父。どこまで仕込んでるのか、仕込んでなかったのか。もはやそれも分からない。あと、来週からはあのポエム聞けなくなるのか。っていうか絶対AKBファンだよね、父。
さて、残る問題はおおむね2つ。
- 秋葉星奪還
- センターノヴァの救出
そして、おそらくそのプロセスとしての「14代目前田敦子襲名」——————あと残りは2話。
最後に余談。実は一番成長したのって、真琴なんじゃないかなって思った。何を見ても「もうだめだ」って思っていた少女が、「智恵理と凪沙にはかなわない」とみんなが思っているという空気の中、「負けたくない」と呟く所まで成長したんだなって。というか彼女へたれているからあんまりそんな感じしないけど、実は77期では最年長で、彼方より年上、まりこ様より年下、っていう位置なんだよね、年齢的には。そこもまたおもしろい。