はわわわわ!

特にオフセットでの参加経験が乏しいので感覚がつかめてなかったが、もしかして思っていた以上にものすごく締め切り近いのではないかという……がんばろう

準備稿完成!

先ほど、佐倉が思い描いたシーンを全て文字に落とす作業が完了しました。初稿までには表現の統一、流れの矛盾の排除、各シーンのバランスの調整、そして誤字脱字のたぐいの修正とまだまだかかるとは思いますが、ひとまず物語の骨格は出来ました。ワーキングタイトルは「はっぴぃばーすでぃ」

目標は秋に開催されるとアナウンスされている「もう何も怖くない3」にオフセット版を出版です。うん、がんばろう。

今回はお題の制約がないせいか佐倉本来の作風に近い仕上がりになりそうです。だいぶシリアスよりな感じになりそう……。

作品構想とかー

「フロマージュとチーズケーキ」の続編の初稿をごりごり書いています。書き始めたとき思ってたよりもちょっと重い話になりそうです、が、今回は杏子ちゃんのしっかり者で優しいところが出ればいいなあと思って書いております。出演時間は少ないんですけどね…

今書いている短編シリーズは次の次はこの時空の最初の頃のエピソードに戻って、だんだん間を埋めていくつもりです。なので、今事前状況の説明として書いている地の文と重複した部分を整理したり、整合を取るため改稿したりするかもしれません。出来るだけそのままで矛盾無くいきたいなあ……あと、このシリーズは、公式設定を佐倉のわかっているものは出来るだけ取り込もうとしているので、後でわかった設定とか、その辺をどうしようかとか悩んでます。結構独自設定を補完していて、そこが公式設定と矛盾すると困る困る……

というか、今の流れだとまどかさんがでないんですよ! どうしてくれるんですか! バンバン!……というわけで、別にまどかさんモノを書くかも、書かないかも? あえて黒まどかモノに挑戦するのもいいかもなとか思っている∀まどか派の佐倉だったりしますが。

あとあと、BD/DVD生産限定版付属CDドラマ「サニーデイ ライフ」別名「まどマギスケッチ」並にほのぼのとしたのも書きたいです。佐倉の作品も本編に比べたら相当ほのぼのですが、どうしても裏側に対比として重い部分を乗っけてしまうんですよね……これは今後の課題。

えーと。おりこマギカ読んだときは全然そんなこと無かったのに、今ものすごく千歳ゆまモノが書きたいという衝動に……でもネタがないんだよなー。ゆまたんしっぽないおー。

SS本「フロマージュとチーズケーキ」 後書きWebバージョン

皆さん、知ってました? フロマージュも実はチーズケーキなんですよ?

コミックマーケット80にて、お買い上げの方、そうでない方(後者が圧倒的多数ですが)、佐倉羽織でございます。

実はSS本「フロマージュとチーズケーキ」は、最終的に佐倉の個人誌になったのですが、実はそう決まったのは8月9日の時点だったんですよね。(いや、いろいろありました。個人誌に決まってからも) だから、実は本誌の後書きって、9日時点で「個人誌でもゲスト原稿があっても、はたまたゲスト原稿がどんな形態でも」困らないように書いてるので、後書きとしては不完全燃焼なんですよね……

ところで、皆さんは本、特に小説本をどこから読みますか?

佐倉は実は後書きから読む人なんですよ。なので。やっぱり後書きではこう、執筆後のハイな状態で作品について語りたいじゃないですかw っていうか、そういう後書きが好きなんですけどね、つまり。

まあ、なので、この際だからWebに書いちゃおうかな、という企画です。はい。後書きだからネタバレもあるかもしれないYO でもまあ、いいんじゃないかな、きっと。しらないけど

出版時の後書きにも書きましたけど、もともとこの物語は「各時間軸のまどかがほむらに誰を選ぶか迫るんだけど、ほむらは最初の時間軸のマミさんを選ぶ」というお題からスタートしました。

表題の「フロマージュとチーズケーキ」は、ほとんど同じ物からどちらを選ぶのか、というのが実は物語の本質なのかな、という思いで付けました。 といいつつ、実はこのケーキ、実在していて、某店で表紙か挿絵に使おうと思って撮影までしてきたんですけどね。というか初稿ではロールケーキだったんですよね……創作って何がどうネタになるのかわかりませんね、ほんと。

というか、選んだのは最初の時間軸のマミさんじゃなくて最後の時間軸のマミさんじゃん、って思っている方、鋭いです。実は作者が「喫茶マドカミ」と密かに呼んでいるあのお茶会シーン、第四稿あたりまであの場にマミさんが居たんです。っていうかアシスタントでした。ええ、もっとバラエティー番組みたいな話だったんです。「第一回チキチキほむらちゃんはどのまどかを選ぶ選手権」みたいな感じで。そうしたらページ数がもうすごいことになりまして。で、削っていって今の形に近くなりました。決定稿直前に、今の話にだいぶ近くなるまで、コーヒーまどかこと内部コード「ヤンデレまどか」にスポットが当たっていて、もっと血なまぐさい(?)話だったりしたんですけどね。いや、この改稿の間に捨てた設定でもう何本もかけそうな勢いなので、その辺はまた書くかもしれません。

製本の段階で気がついたんですけど、「喫茶マドカミ」の前後って、ちょうど同じページ数なんですよね。だから、ホッチキス外して「喫茶マドカミ」部分を捨てちゃっても一応話として成立するという……これまめちしきですよw

さらに。初稿の前のプロットの時点では小説形式じゃなくてAR台本形式だったんですよね。上の段に地の文が、下の段に細かい感情の指定と台詞が話者を特定して書いてある形式です。アバンタイトルの謎のナレーション的ページはその時の名残で、あの部分は城達也の声で読んでください、ホントに。さらにそこから逆算して最初の異国の魔法少女達の話は、じつはさよなら銀河鉄道999あたりのオマージュだとか、そういうね、年代がわかる小ネタがいろいろ入ってはいますが。あ、最終稿まで異国の魔法少女達には名前がなかったんですが、同時期に関わらせていただいた、riddles cafeの登場人物から名前をお借りしています。なんで、「ロッテ」はお菓子の魔女のシャルロッテではないんです。魔法少女名と魔女名って違いますからね。さらに言うと「フロマージュとチーズケーキ」「riddles cafe」と両方から独立して、この異国の魔法少女のお話も頭の中でもやもやできあがっていたりして、もしかしたらそういう話を書くかもしれません。

よし、大体書きたいことは書いたぞw

最後に謝辞です。校正に協力してくれた友人のN氏、G氏、そしてU氏、本当にありがとうございました。特にN氏は内容に対するアドバイスを、U氏には組版処理に関するアドバイスをいただき、物語がよりすばらしいモノになったと感謝しております。

そして、買っていただいた方、これから買う方w ありがとうございました。 もし、読んで少しでも気に入るところがあればまた次作も手にとっていただけるとありがたいです。

ほむらちゃんではないですが、本当にかけがえのない大切な人に囲まれて、佐倉はこうして筆がとれるんだなあと実感しております。

ではまた、次作で会いましょう!

マドカミ町奇譚専用組版規則(仮版)をつくったよ

InDesignのカスタマイズ。今回は割と人海戦術で組んだので校正時にそれがらみの問題点が多く検出されていて、任せられるんなら機械に任せたい佐倉としては何とかしたいな的な。

基本にした文字組セットは「行末受け約物全角/半角・段落一字下げ(起こし食い込み)」 これの、区切り約物の後が全角文字だったときに全角アケを挿入するように変更したのです。

コレ、佐倉の原稿(少なくともマドカミ町奇譚で今書いているシリーズの文体)ではやたら出てくるんですけど、今回は全部自分で全角空白を挿入して調整してたんですよね。(なので多分漏れがある)

脱稿時の原稿はここが統一されてなくて、ほとんどの部分が入っていない、一部半角スペース(=2分アケ)一部全角スペースという状態で。某編集者に指摘されて気がつくという体たらく……。

あと、段落後の一字下げはすっかり忘れてました。普段ブログをデフォルト設定で書いてるので全然気がつかなかったというか……。コレも全部全角スペースを人が入れる、という体たらくなのがエンジニア的には気に入らないというか……(今現役の編集の友人はそうやってるとのことですが)

まあ、いずれにせよまだ改良の余地はありそう。

まだ禁則をいじってないのでその辺も探って行きたい。

ノウハウの共有

技術系だと自分のメモを兼ねたノウハウの再放流ってよく見るんだけど、同人だとあんまり見ないのは佐倉の目の届く範囲にないからなのか……本を作るときのノウハウについて、エントリーを書いてノウハウを共有していきたいなあ、と。

佐倉の環境はあんまり一般的ではないと思うけど。riddles cafe公式作ったときのノウハウは公開可能な部分だけになるかもだけど。少なくともマドカミ町奇譚の本を作ったノウハウは積極的にまとめていきたいなあ。既にある情報とダブることも恐れずに。

佐倉もいろいろなページに助けられたからさ。

次回作の初稿カキカキ

どちらかというと、こっちがメイン作業で、他のことを合間合間に気分転換にやってるんだけど……

マドカミ町奇譚で出す次回作を執筆始めてます。前回は推敲が十分じゃなかったなあとか、校正も結局抜けてしまったところがあるなあとか、そもそも自分が一番本を作る上でがんばりたい組版を綺麗にする時間が全然とれなかったなあとか諸々。

で、次は佐倉杏子メインで行くぜ!ヒャッホウ!って思ってて、確かに物語で起きている事象では最重要人物で、おいしいところもさらっていくのだけれど……書いているとマミさんばっかり描写しているという……。もうマミほむサークルでいいんじゃね?(だめです。オールキャラ目指してます)

訂正表 : SS本「フロマージュとチーズケーキ」

本当にいろいろな人に校正をしていただいて、自分でも気をつけて修正して出版したんですが……残念ながらやってしまいました。

訂正内容

2011年8月14日発行 SS本「フロマージュとチーズケーキ」初版において、下記の間違いがありました。お詫びして訂正します。

P.30 下段 12行目
誤:キュゥべえは、ほむらの肩に飛び乗ると
正:キュゥべえは、しっぽをゆっくり揺らすと
P.36 上段 17行目
誤:大事な人に守られている人に支えられている
正:大事な人に守られて支えられている

今後の対応

初版の間は、訂正表対応とさせていただきます。お詫びの印として、ささやかではありますが、訂正表(A6)につきましてはただの表ではなく、デザイン枠付き印刷をし、角をとり、ワンポイントエンボス加工と、デザインパンチ処理、手押しスタンプ(1カ所)と、佐倉が直接加工したものをデザインクリップで留めさせていただきました。第二版以降、もしくは別形態での出版時には本文修正させていただきます。

すでに入手済みの方で、即売会等で佐倉と直接会う機会がある方は上記仕様の訂正表をお配りしますので、SS本「フロマージュとチーズケーキ」初版をお持ちください。

直接お会いできない方は、加工した訂正表をお配りできなくて心苦しいのですが、以下のリンクから訂正表PDF版をダウンロードしていただくか、この記事の内容に従って読み替えていただきますようお願いします。

マドカミ町奇譚: C80ありがとうございました。

マドカミ町奇譚のサイトに、コミックマーケット80の謝辞を掲載しました。

自分のサークルとして本を出すのも実に10年以上ぶりですし、二次創作は初めてで、しかも思いついたのが6月という中、いろいろか方々の協力で無事本が出せました。

もちろんコレが終わりではなくて、「これから始まる私たちの伝説」という勢いで精進したいと思います。

ただ今日は、ただただありがとうございました。と言わせてください。