たとえばこういう話

住宅街の中華料理屋。時間は昼過ぎて忙しさも落ち着いてきたころ、
一人の男が入ってくる。
店主「(料理をつくりながら)らっしゃい」
店員「お一人様ですか? そちらの席へ」
男、無言で座る。壁のメニューを見て、店員に
男 「カレーライスとラーメン」
店員「カレーライスとラーメンですね、(調理場に向き直って)ラーメン、カレー」
店主「(off)あいよー」
しばらくして、出来上がったラーメン、カレーを店員が運んでくる
店員「おたませしましたー、ラーメン、カレーです」
男 「(妙にそわそわして)あ、どうも」
男、カレーを黙々と食べ始める。しかし、ラーメンには手をつけない。
しばらくして、カレーを食べ終わった男、結局ラーメンには手をつけないまま、
席を立つ。
店員、怪訝な表情をしつつも、レジに向かう。
店員「ラーメン、カレーで1,200円になります」
男 「いや、僕はカレーしか食べてないから、600円ですよ」
店員「? ラーメンと、カレーをご注文いただきましたよね?」
男 「ええ、でもラーメンは、あのとおりあそこにそのまま残ってます」
男 「僕が食べたのはカレーだけなんですよ」
店主おくから出てくる。店員が経緯を簡単に説明すると、男の方を向いて、
店主「お客さん、冗談は困りますぜ。2品注文したんなら2品分の料金を
   払うのが、当然ってもんでしょう」
男 「(少し引きながら)いや、でも、あのラーメンにはワカメが入ってる
   じゃないですか」
店主「ワカメは入ってますとも。表のサンプルにも、メニューの写真にもね。
   お客さん、それを承知でたのんだんじゃないの?」
男 「でも、財布にはカレーの分のお金しかないんだし、払えませんよ」

結論は、明白だと思いますよ。こういう話は。

でもカレーとラーメンが、カスタムソフトウエアになったとたんに、もめはじめても不思議に思わないのはどういうことかねえ。裁判になったりもするし。

* あ、

疑問点が「何故、ラーメンでなくカレーを食べたのか」だった人、答えはCMのあとに*628

*628:いや、続きませんが