恭賀新年

今年は新しくこのブログを見に来てくださった方がいらっしゃると想定して。

恭賀新年というのは謹賀新年と同じ意味の単語です。辞書にもちゃんと乗っているのです。

さて、去年は本格的に二次創作作家として活動を始めた年でありました。この一年でマドカミ町奇譚、桜月奇譚合わせて19冊の本を発行しています。2011年11月も入れると実に21冊。

というか、色々な知人に佐倉は本を出しすぎだとご指摘いただきまして。今年はもうちょっと発刊ペースを落とそうかなあと思っております。あと参加イベントも少し絞っていきたいなあとか。そしてその分は作品のクオリティーアップや事前取材とかに振り向けたいなあと、そんな風に思っております。

次。もうちょっと?プライベートな事。

同人始めて他の作家様と交流が増えたりもしましたし、そのほか私的な部分でも出会いが多い一年でした。また、印刷会社様であったり、委託書店様だったり、周りでサポートしていただける企業様も含めて周りの色々な方々に助けられてそのありがたみを感じる一年でした。これからも感謝を忘れずに、どうしようもないところは頼ってw いきたいと思っております。

あと。

あまり技術的な活動が出来なかったので、その辺ももうちょっと頑張りたい。

絵も、打ち合わせでイメージを伝えられるぐらいには頑張りたいなあと。

そんな感じでつれづれに綴ってきましたが。
今年もよろしくお願いします。

 

オンラインノベルサイトと同人誌、それからオンライン書籍に対する考え方について(2012年版)

今回自己サイト以外に始めて小説のサンプルを掲載しました。

そこで改めて考えたことを記録しておく必要があると思いましたので、ちょっと硬い文章にはなりますが、お付き合いいただけたらと思います。

佐倉自身の作家としての序列を考えると、何生意気なことを言ってるんだと自分でも思いますが、佐倉自身も少ないながらに既に読者を抱えた作家でありまして、何となくもやもやしているのもやだなあと思いますので、ひとまず、現時点での「作品掲載に関するポリシー」をまとめさせていただきました。

佐倉自身は物理的な「本というマテリアル」が大好きでして、やはり主戦場は同人誌即売会と考えております。駆けだし二年目の作家としては既に多くの方に読んでいただいているとは思います。しかし、同人誌即売会で始めて知っていただくことにはやはり限界があると感じました。

同人作家はまた編集者でもあります。自身の担当編集者もしくは広報販売担当者として、作家の紡ぐ物語を楽しんでいただける潜在的な読者にはできる限りのアプローチをしたいと思っており、半年ぐらい前から書店委託も始めました。こちらも一定の読者様に巡り会うことが出来ており、大変ありがたいとは思っておりますが、そもそも書店委託可能なモノとそうでないものがありますし、先方も商売ですので諸般の事情で扱っていただけない場合も実際にはあります。これは現在はまだ扱いはないものの、電子書籍での委託についても同様では無いかと思います。

一方、オンラインノベルサイトでの無料公開については、掲載作品の選定は規約やガイドラインに沿っている限り当方に選択権がありますし、単に作品をリーチしたいと言う点においては理想的かも知れませんが、いかんせん等価をいただけないと言う問題点があります。

今、等価をいただけないと書きました。こう言う書き方をすべきか大変悩みました。ただ念頭に置いたのは、この駆け出し作家の一年を支えていただいた方は、迷うまでもなく佐倉の本にお金を払っていただいた読者様であり、その方々を大げさに言うと裏切ることは出来ないな、と言う思いでした。

この辺はまさに作家の考え方次第なので、他の作家様に対してどうこう言うつもりは全くありませんが、佐倉は少なくとも現時点では、一旦値段がついた本(もしくは作品)を後々無料公開することはしません。また、書店委託について、物理的な本か電子書籍かにかかわらず販売価格を即売会での販売価格よりも安くすることはしません。販売価格ですので、卸値つまり佐倉に入ってくるお金が即売会価格より安くなる場合はあるかとは思いますが、そこはご容赦ください。

ただし、初出が無料で入手出来る作品については、有償版として再頒布することはあります。ただし、無償でも手に入れられる、もしくは過去に手に入れられたことがわかるように努めます

正直単品でみても赤字になっていない作品はない状況です。同人活動といういわば趣味でとしてやっていることでもありますし、儲けようと思ってやっているわけではないので、それ自体、佐倉は問題だとは思っていません。むしろ今は精一杯の支援をいただいて大変ありがたいと思っております。ただ、もしかしたら今後無料で公開する作品の方が、既にご支援いただいた物よりも価値がある作品になるかも知れません。ただ作家としては無料公開だからと言って手を抜くようなことはしたくないですし、現在の力量ではそれは出来ません。その点はご容赦いただきたいと思います。ただ、既にその価値を認めていただいた物に対して裏切ることだけはしまいと思っております。

また、以上は「佐倉羽織が責任主体として発表する作品」に適用されるものであり、現時点の「表紙をお手伝いいただいている身」を越えて、コラボレーション等、他の作家さんとの事実上の共著になる場合は都度ご相談して決めていきたいと思っていますし、寄稿作品においては先方のポリシーに従うことになりますので、その場合は扱いが異なる場合もありますが、こちらもご容赦いただけたらと思います。

えー。色々書いてきましたが、ご託はすばらしい作品を書いてから言え。と言われないよう、精進していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

コミックマーケットWebカタログβ

いや、いいすね。思ってたより良い。挙動が怪しい時が最初は割と、今はごくまれにあるけれど、この手のシステムのスタートアップとしてはかなり安定している印象。
で、

一般参加者としての使い勝手

DVDカタログとコミケカタログデータ形式を仲介にして同期とれるんですが、これが思ったよりも良い。人間が同期取らないといけないのでめんどくさいと言えばめんどくさいですが、今両方開いて、サークルチェックしてました。
DVDカタログはざっくりジャンルで検索して要確認マーキング、外周サークルのマークの色を変えて識別。Webに移出して、頒布物検索。追加したら忘れないうちにDVD側にも書き出し。DVD側で巡回経路を整えて念のためWebにアップロード。
リファレンスデータとしてみた時にはフォーマットが決まっていることも利点かも知れないですね。

サークル参加者としての使い勝手

サークルカットはカラーで起こしなおしました(絵はあらかじめ依頼してあったモノを利用)
頒布物登録、宣伝カット、書店連携、pixiv/twitter連携と一通り使ってみましたが、ある意味オフィシャルサイトいらないよね、これ。必要な情報はほぼ網羅されている感じ。
頒布物は紹介文とタグが難しい。今、表紙絵を依頼していただいてるので、オンラインでは小説本だとわかりにくいかなと思ったので、検索はされないと思いつつ「小説」とタグを打ってみました。
こちらは鮮度が重要だと思うので随時色々更新してみたいと思います。

総論

これ、サークルチェックの動線を変えうるシステムだなあって思いました。twitcmapに登録した時もすごいなこれと思ったけれど、色々なところへの根の張り方が半端ないというか。でも事実上TINAMIメインで発表しているクリエイターの方はミッシングリンクになってるんですよね。その辺はtwitcmapのエコシステムと並立せざる終えないのかなと。あと会員登録しないと全く何も見られないのはちょっと敷居が高いし、自分のサイトからの動線を作りにくい気はしました。なので機能は絞っても良いから参照系のシステムも公開されると最強なのにね、とか。まあ、次回は正式版だろうし、更に有料版との差別化とかどうなんでしょうかねとか。今のところは期待ですね。

(余談:リファラを見ている限りではtwitcmapからサークルサイトへの流入はそれなりにあるんだけれど、Webカタログからはまだ観測されてない気がします)

この先のイベントとか

確定しているのはコミックマーケット83 1日目 12/29 東5 ハ−13a (マドカミ町奇譚名義)ですが……。

既に申し込んでいるサンシャインクリエイション58 2/11 に当選していると良いなあ。受かっていることを前提として、1月は何かイベントがあっても参加しない方向。

3月は気持ち的には休みにしたいけれど、3/17に本の杜3があるのだよね……。大きなイベントは入れないとして、本の杜3は検討中。まだ募集始まってないしね。

4/28が、文学フリマスピンアウトとCOMIC1★7があるんですけれども。出るとしたらCOMIC1かなー。検討中。

で、5月も参加しない方向で。6月はなー、ぷにけ?7月が夏コミの締め切りだから準備期間でも良いかなあとか。そんな気持ちで今はいます。

桜月奇譚のサイトをプチリニューアルした

佐倉は今ほぼ二次創作書きとして活動しているわけですが。もともとエンジニアだったのもあってサイトはインストール版Wordpressで構築しております。

桜月奇譚という個人サークルのサイト「桜月夜のひめ話」に手を入れたのですけれど、どう構築したかとかは趣旨違いなので、こちらで。

マドカミ町奇譚もWordpressで構築しているのですが、こちらは積極的にCSSを変更しています。あと、一部テンプレート(php)を修正しています。桜月奇譚はサイト作成も準備なしで始めたので、できる限りTwentyElevenからテーマはいじらずに、最小限のプラグインで構築しています。

今回、トップページにショーケースを追加したのですけれど。マドカミ町奇譚の方は(現時点で)TwentyElevenの固定ページに標準テンプレートのショウケーステンプレートを適用しているんですが、桜月夜のひめ話ではhome.phpを作成した上で、Meteor Slidesプラグインを組み込んでいます。こっちの方がすっきりしている気がします。

AKB0048の小説を書きました

11/04に頒布開始の新刊として、77期生一条友歌と護君の出会いの話しを小説に書きました。で、その作品「Secret Diary」が無事とらのあな様にて通販が始まりました。作品ページはこちら

個人サークル桜月奇譚から出しているのですが、何故わざわざサークル名を変えたのかというと、最初の見込みが甘かった気はしますけれど、サークル名にマドカミ町奇譚とつけてしまって、なんかまどかマギカ関連以外は扱いにくくなってしまったので、と言うのが正直なところだったり。

マドカミ町奇譚、桜月奇譚と平行して活動していくつもりですので、どうぞよろしくお願いします。

むぎゃぁ(CV:東雲楚方)

同人作家人生初の、入稿日延長をお願いすることになるかも知れない(というか既にかもではない)
よく考えたら今週末なんですよね、即売会。こんな時期まで原稿書いていたのは初めてだ。ここまで粘ったからには絶対に仕上げたいと思っています。

イヌ発電様のCos-Cha来店レポートとかが見られる日が来ようとは。

 

やびゃあ!ゲンコウガー

えーと、まどかマギカの後編。見ました。そして書きたいことはいっぱいある!

いま、新作同人誌の作業が佳境過ぎて纏まって長い文章を書く余裕が全くないという……。シメキリガー、ゲンコウガー
落ち着いたら書ける、と思う。まああんまり早く書いてもネタバレかもだし(言い訳)

ついでに宣伝的な。個人サークル2名義目という謎なことをしておりますが、桜月奇譚から、11/3と11/4に新作を頒布予定です。詳しくはこの辺のサイト