ゆめ(速報版)

大学か、そんなようなものの前。日の落ちる寸前。帰宅しようとしたボクは、タクシー乗り場で並んでいた。やがて、タクシーがやってくるが、前に並んでいた女の子(割と美人、転校生)と、行き先が同じ(寮?)ということで、相乗りすることに。

なぜかそのタクシーは、運転手以外に、助手席に教官(?)が乗っていて、「ああ、運転手になりたてなので、実習のようなものかしら」とか、ボーと思うボク。

すっかりあたりが朱に染まった町の景色を、頬づえをついて無表情に眺めている、助手席の後ろに座った女の子はもとより、運転手、教官もなにもしゃべらない。重苦しい雰囲気の中、ボクは何もすることもなく、ただ時間がすぎるのを待っていた。

やがて、タクシーは目的の建物につく。

誰も一言もいわないまま、タクシーはスピードを落とし、止まる。女の子側のドアが開き、女の子が降りる。ボクはなぜか自分のいる側のドアを空けようとして、運賃を払っていないことに気づく。女の子のいた側のドアが閉まり、ゆっくりと動き出すタクシー。ボクは慌てて財布を探り出すが、なかなか取り出せない。その間もタクシーはゆっくりではあるが、坂をどんどん降りていってしまう。ナンとかお金を相変わらず無言の教官に渡すと、ゆるゆると動いたままのタクシーのドアを自分で開け、降りるボク。

やれやれ、今日はひどい目に会ったと思いつつ、長い坂をゆっくり登って行くと、女の子が入り口の前で、ぽつんと待っていた。

「今日は、ありがとう。これ、お礼です」

* さて、問題です。

ボクはいったい何をお礼に貰ったのでしょう。つーか、僕も目覚めてしまったのでわかりません。

しかし、久しぶりに夢を見たのう。

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